手当て気功ヒーラーのキクチです。
この記事では、たくさんのクライアントさんたちの心の裏側を読み解いてきたヒーラー歴(約20年)のぼくが、逆説的なポジティブになる方法・考え方を紹介します。
逆説とは
真理(結論)と反対なことを言っているようで、よく考えると一種の真理(結論と同じこと)を言い表している説。
例、「負けるが勝ち」の類。
この方法が導いてくれるのは、ふつうのポジティブじゃありません。
「本物」のポジティブです。
小手先の技術ではなく、本質的な意味でポジティブな人になりたいと思っている人におすすめの内容となっています。
・本当の意味でポジティブになる方法を知りたい人
・ポジティブになりたいと思ってがんばってるけど、正直ちょっと疲れてる…という人
ポジティブとは
ポジティブの意味とは
この記事では、
「ポジティブ=肯定的なさま」
という体で話を進めていきたいと思います。
ポジティブ思考とは
ポジティブな人とは
本物のポジティブとは
ポジティブとは「肯定的であるさま」のことで、肯定とは、「そうであると認めること」を意味しています。
つまり
だと考えています。
もうすこしわかりやすくいうと、自分や物事のありのままの姿を否定するのではなく、そのまま真っ直ぐに受け入れようとする人、それが本物のポジティブな人だと思うのです。
ポジティブになる方法と考え方
つまり、本当の意味でポジティブになる方法とは、
今現在のありのままの自分を、できるかぎり認め、受け入れるようにすることなのです。
ポジティブになりたい…と思うと矛盾にぶつかる
ここで「矛盾」にぶつかることになります。
というのは、
「ポジティブになりたい」と思うこと自体が、実はポジティブの反対、つまりネガティブな行為だからです。
本当にポジティブな人は、ポジティブになろうとは思わない
どういう意味か説明しますね。
「ポジティブになりたい」と思うということは、「自分はネガティブだ」という自己評価があるということですよね。
というのも、健康な人が健康になりたいと思わないように、既にポジティブな人はポジティブになろうとは思わないからです。
つまり、ポジティブに憧れ、それを目指そうとする人は、基本的にみんなネガティブな人なわけです。
自分を受け入れるということの意味
だとすれば、ネガティブな人が「ポジティブになりたい」と思うこと自体が、本質的にポジティブとはかけ離れた行為であることがわかります。
なぜなら、前述したように、本物のポジティブとは
だからです。
つまり、ネガティブな人にとっての、本質的なポジティブな行為とは、
ネガティブな自分を受け入れてあげることなのです。
とはいえ、簡単には受け入れられるはずもないですよね…
そういう時は、ネガティブな自分を受け入れられない…そういう自分を受け入れてあげます。
そして、それも無理なら、「何も受け入れられない自分」さえも受け入れてあげます。
それも無理なら…その自分も受け入れる。
受け入れるということはそういうことです。
それは、人生を思い通りにコントロールしようとする「エゴ」を手放すことでもあり、人生の大きな流れに身をゆだねることでもあります。
ネガティブな人がポジティブになる本質的な方法は、ありのままの自分を受け入れてあげること。
ネガティブな人は無理にポジティブにならなくていい理由
ネガティブな人にとっての「自然体」はネガティブであること
半分冗談で半分本気なのですが、「もっとポジティブに生きていきたい」というクライアントさんに、ぼくはよくこんなことを話しています。
と。
ぼくがなぜそう思っているのかというと、
ネガティブな人にとっての「自然体」はネガティブな状態であって、それを無理矢理変えようとすることは、自己否定でしかないからです。
無理にポジティブになろうとすると波動が下がる
無理にポジティブになろうとすることは、「引き寄せの法則」的にもあまりよくない影響が起こる可能性があります。
本来の自分=ネガティブな自分を否定して、ポジティブになろうとすることは、「不自然」で、自分に嘘をつく行為といえます。
当然、大きなストレスがかかり、かなり疲れるので、重くてネガティブな波動が出てしまう傾向があるのです。
すると、その波動が、ネガティブな現実を引き寄せてしまう可能性があります。
ネガティブな自分を受け入れると波動が上がる
一方、ネガティブな自分を受け入れようとすると、波動が軽くなる傾向があります。
なぜなら、本当の自分=ネガティブな自分を許してあげることで、ストレスが軽減し、疲れづらくなるからです。
本物のポジティブになる方法
ということで、ポジティブになる方法と考え方について掘り下げてみました。
結論としては、ネガティブな人が本物のポジティブになる方法とは、無理にポジティブになろうとするのではなく、ありのままの自分を受け入れてあげることです。
例えば
「ポジティブな自分じゃないと大切にできない…」
「ポジティブな自分じゃないと愛せない…」
という人が、本当にポジティブだと思いますか?
たぶん違いますよね。
本物のポジティブ生き方とは、ポジティブもネガティブも、どんな自分も受け入れようとする生き方なのです。
「なんだかフワフワした答えだな…」と感じるかもしれません。
でもこれが、ポジティブを体現する最も本質的な考え方で、現実的なメリットが大きい方法だと考えています。
ありのままの自分を受け入れるメリットとは
ネガティブな人にとっての「自然体」はネガティブな状態です。
なので、本当の自分=ネガティブな自分を許してあげたほうが、ラクに生きられますし、明らかにメリットがあるのです。
例えば
- 大幅にストレスが軽減する
- 疲れづらくなる
- 波動が上がる(軽くなる)
といったことが期待できますし、波動が軽くなることで、自然と引き寄せる現実も自分らしく軽やかなものに変化していくはずです。
本当はポジティブになりたいわけじゃない?
それに、そもそもの話として、多くの人はなぜ「ポジティブになりたい」と思うのでしょう。
おそらくそれは、今の現実になんらかの不満があり、ポジティブになれば「もっと幸せになれる」と思い込んでいるからではないでしょうか。
この仮説が間違っていなければ、潜在意識に隠れている本音は、「ポジティブになりたい」ではなく、「もっと幸せになりたい」のはずです。
まとめ
あなたは、本当に「ポジティブになりたい」と思っていますか?
本当は「もっと幸せになりたい」というのが本音で、そのために仕方なく、
「ポジティブにならなければいけない」と思い込んでいませんか?
もし「もっと幸せになりたい」というほうが本音だとしたら、ぜひこれから、ネガティブなありのままの自分を受け入れてあげるトレーニングをはじめてみてください。
そのほうがむしろ、自分なりの幸せに近づける確率が高くなるはずですから。
なぜなら、本当の自分=ネガティブな自分を許してあげたほうが、ストレスも疲れも軽減しますし、波動が軽くなることで、より良い現実を引き寄せやすくなるからです。
ネガティブな自分を受け入れるためには「勇気」が必要ですが、裏を返すと、ネガティブな自分を受け入れようとがんばっている人は「勇気がある人」ということです。
個人的には、どんなにダサくてみじめでも、本当の自分を抑圧して、無理にポジティブになろうとするよりは、ネガティブな自分のまま生きるほうが、はるかにポジティブな気がするのですが、あなたはどう感じますか。
本当にポジティブで勇気がある人とは、ネガティブなありのままの自分を受け入れようともがいている人