手当て気功ヒーラーのキクチです。
この記事では、たくさんのクライアントさんたちの心の裏側を読み解いてきたヒーラー歴(約20年)のぼくが、自分を大切にする具体的な「3つ」のトレーニング方法を紹介したいと思います。
・自分を大切にする具体的なトレーニング方法を知りたい人
・自分を大切にする意味がわからない人
・自分を大切にすると人生変わる理由を知りたい人
自分を大切にする本当の意味
自分を大切にするとはどういうことかというと、自分に意識を向けてあげることだと考えてください。
「愛の反対は憎しみではなく無関心」という言葉があるように、自分に意識(関心)を向けてあげることは、自分を大切にすることであり、自分を愛してあげる行為なのです。
自分を大切にできない人の特徴
自分を大切にできない人の最大の特徴は、あまり自分に意識(関心)が向いていないということです。
では、どこに意識が向いてるのかというと、他人や世間に関心が向いている傾向があります。
一般的にそういう人は、他人や世間からの評価を基準にした「他人軸」の生き方になってしまっていることが多いように感じます。
自分を大切にできる人の特徴
一方、自分を大切にできる人は、常に自分自身に意識を向け、自分の心を基準にした「自分軸」の生き方をしています。
つまり、自分を大切にできる人と、自分を大切にできない人の違いは、「意識(関心)の向き」にあるということです。
裏を返すとそれは、意識を自分に向ける習慣を身に付けていけば、自分を大切にできる生き方に変わっていけるということです。
自分を大切にしている人 | 自分を大切にしていない人 |
---|---|
意識が自分に向いている (自分軸の生き方) | 意識が他人に向いている (他人軸の生き方) |
自分を大切にするトレーニング・具体的な3つの方法
前述したとおり、「自分を大切にする=自分に意識(関心)を向ける」ということです。
なので、自分に意識を向けるトレーニングを習慣にすれば、だんだん自分を大切にするという感覚が身に付いていくはずです。
ではここからは、自分を大切にするトレーニングの話に入っていきたいと思います。
①自分を大切にする【心に意識を向けるトレーニング】
まずはじめにおすすめしたいのは、「自分の心に意識を向けるトレーニング」です。
やり方は簡単。例えば
- 休みの日に何をするのか
- 昼食に何を食べるのか
- どんな服を選ぶのか
- どんな髪型にするのか
など、何かに悩んだ時や、選択を迫られるような場面がきたら、自分の心に意識を向けて、こんな風に問いかけてあげてください。
「私の心が軽くなるのはどっちだろう?」と。
そして、もしも可能であれば、心が軽く感じたほうの行動を取ってあげてください。
ポイントは、いったん「損得勘定」や「常識」を横におくことです。
世間的にはあまりよろしくないとされていることでも、心が軽く感じるなら、可能なかぎりそういう自分を受け入れてあげます。
例えば「休みの日はずっと寝ていたい」「部屋の掃除なんてしたくない」と心が感じたなら、できるだけその選択を尊重してあげましょう。
とはいえ、いろいろな理由から、自分の気持ちを優先できないことも多いと思いますので、無理に行動に移そうとしなくて大丈夫です。
なぜなら、このトレーニングの主な目的は、「自分の心に意識を向ける」ことであって「自分の心に従って行動することではない」からです。
なので、とにかくあらゆる選択の場面で、
「私の心が軽くなるのはどっちだろう?」と自分の心に問いかけてあげる練習をしてみてください。
その気持ちを行動に移せなかったとしても、あまり気にしなくて大丈夫です。
なぜなら、毎日、自分の心に意識を向けて、問いかけてあげるだけで、心がどんどん癒されていくからです。
それだけで十分、自分を大切にするトレーニングになりますので。
②自分を大切にする【考え方を自分で選ぶトレーニング】
つづいておすすめしたいのは、「自分の考え方を自分で選ぶトレーニング」です。
もし、あなたの考え方が、他人や世間から押し付けられたものばかりで構成されているとしたら、自分らしい生き方とはかけ離れた、他人軸の人生になってしまっている可能性が高いかもしれません…
それだと、自分を大切にしてるとはいえないので、どんな考え方を採用するかどうかも、できるだけ自分で選ぶことが大切です。
では、どうやって自分に合った考え方を選べばいいのでしょう。
おすすめなのは、前述した「自分の心が軽くなるほうを選ぶ」という方法です。
世の中に溢れているさまざまな考え方の中から、自分の心が軽くなるものを採用し、それを基準(コンパス)にして生きていくのです。
ぼくはこの方法を、クライアントさんたちにも徹底してお伝えしています。
(自分らしくて楽な人生を生きてほしいので)
なので、クライアントさんからの質問に対して、
そんな感じの話をよくしています。
さらにイメージしやすくなるように、具体的な質問と回答の例を挙げてみます。
- おすすめされたセルフヒーリングは毎日やらないとだめですか?
-
「毎日がんばってやらなきゃ!」
みたいな感じでプレッシャーになってしまうようなら、全然減らしちゃって大丈夫ですよ。
2日に1回とか、3日に1回とかでもいいので、〇〇さんの心が苦しくならないペースで継続してみてください。
それもめんどうなら、疲れた時だけやってみるという感じでもいいですし、そもそもあまりやりたくないなら、無理してやらなくて大丈夫ですよ。
他にも、いろんなセルフケアを提案してますので、〇〇さんの心が軽くなると感じるものを選んでくださいね。 - 神さまとか天使とか、守護霊とかって本当に存在してるんですか?
-
ぼく自身は、けっこうそういう存在たちのエネルギーを感じるタイプなので、まあふつうにいるんだろうなとは思ってますけど。
「存在してる」という考えを人に強要するつもりはないですね。
本音としては、どうせ証明できないことなら、人それぞれ好きなほうの考え方を採用すればいいんじゃないかと思ってます。
神さまや天使がいると考えたほうが心が軽くなる人は、「存在する」という考え方を採用すればいいし、「存在しない」と考えたほうが心が軽くなる人は、そっちを採用すればいいだけなんじゃないかと思いますよ。 - やっぱり健康のためには、運動とか、食事制限とかしたほうがいいですよね?
-
それをやって〇〇さんの心が軽くなるなら、いくらでもやったらいいと思いますけど。
そこまでやりたくないなら、もっと自分の価値観に合った、あんまり心が重くならない方法を探したほうがいいかもしれませんよ。
どんなに良い健康法であっても、自分に合わないものは、なぜか全然効果が出なかったりしますからね…
考え方が変わると人生も変わる
なぜ、ぼくがここまで「考え方を自分で選ぶトレーニング」をおすすめしているのかというと、他人の考え方を鵜呑みにして生きてしまうと、自分らしさとはかけ離れた人生になってしまうからです。
なぜなら、
からです。
つまり、考え方を「自分らしいもの」に変えることができれば、行動と習慣とともに、人生も自分らしい形に変わっていく可能性が高いということです。
なので、自分を大切にして、自分らしい人生を生きていきたいと思っている人は、
- 正しい・間違い
- 善・悪
- 損・得
- 勝ち・負け
など、世の中が勝手に決めつけた基準で物事を考える生き方(他人軸)を卒業して、これからは、
- 心が軽くなる
- しっくりくる
- 心地いい
- 落ち着く
- 惹かれる
- 楽しい
- ワクワクする
など、自分の「心」を基準に物事を考える生き方(自分軸)にシフトしてみてはいかがでしょうか。
どんなに素晴らしいとされる考え方も、人生を豊かにするための「道具」でしかありませんから、一つの考え方を妄信したり、それに振り回されることは避けましょう。
「この道具(考え方)は私の人生を豊かにしてくれそうもないな…」と感じたなら、
その考え方との相性が悪いか、その考え方が粗悪品である可能性が高いので、すぐに手放してしまうことをおすすめします。
あくまでも、道具(考え方)の「主人」はあなたですからね。
※そのことを強く印象づけたいと思い、考え方を「採用する」という表現を使うようにしています。
③自分を大切にする【ネガティブな自分を受け入れるトレーニング】
最後におすすめしたいのは、「ネガティブな自分を受け入れるトレーニング」です。
やり方はとてもシンプル。
例えば、怒り、不安、焦り、悲しみ、嫉妬などの感情や、ネガティブな思考が湧いてきたら、とにかくそれを全部受け入れるようにしてあげるだけです。
(別名「オールOKトレーニング」と呼んでます)
- あらゆるネガティブな感情
- 自分のことが嫌いな自分
- 人を許せない自分
- 時々、生きてくことが嫌になってしまう自分
- 他人と比較して落ち込む自分
- 見栄をはってしまう自分
- 嘘をついてしまう自分
そういうネガティブな自分を「オールOK」にしてあげるのです。
世の中には、自分のネガティブさに対して
- こんな自分じゃダメだ…
- もっとポジティブにならきゃいけない…
- ネガティブなことなんて考えちゃいけないんだ…
と思ってる人が結構多いのですが、
たぶんそれって、これまで受けてきた教育や他人から押し付けられた価値観によって、「ネガティブ=悪いこと」という固定観念に縛られてしまっているだけだと思うのです。
でもですね。
この世界はそもそも「陰と陽」の二つの性質から構成されています。
なので、ポジティブもネガティブも、どちらもこの世界の重要な構成要素なのです。
例えば、空腹感’があるからこそ、「美味しい!」という感動を味わえるわけで、満腹だったら、何を食べても美味しいとは思えないですよね。(むしろ気持ち悪くなるかもしれません…)
それと同じで、不足感や争いや不幸があるからこそ、充足感や平和や幸せを感じられるのです。
なので、ネガティブが悪いとか、ポジティブが良いとかそういう話ではなく、そのどちらも、人生を彩る大切なスパイスですし、陰と陽が存在するおかげであらゆるバランスが保てるのです。
つまり、ネガティブという要素は、自分の内側に存在していないとマズイわけです。
なので、心のバランスを保つためにも、自分のネガティブさを受け入れてあげてほしいのです。
その時のポイントは一つだけで、とにかく、自分の中のすべてのネガティブさを「オールOK」にしてあげるということです。
「えっ、そんなの難しくて無理だよ…」
と感じたなら、それを受け入れてあげます。
「自分を受け入れるなんてめんどくさい…」
「そんなの綺麗ごとでしょ…」
そういう気持ちも受けいれてあげましょう。
これから何度も繰り返し、受け入れられない自分に直面するはずですが、その自分もすべて受け入れてあげてください。
自分のネガティブさをすべて受け入れられる
「大きな器」
を持っている人なんて、ほとんどいないと思います。
正直、ぼくも自分を受け入れられない時が沢山ありますから…
でもですね。
ぼくは自分を受け入れられない…
そんな弱っちい自分を
できるだけ受け入れてあげたいと思うのです。
もちろん、それは決して簡単なことではありません。
ほとんどの人は、自分のネガティブさなんて見たくないでしょうからね…
でもこれが、自分を大切にする最高のトレーニングになるのです。
なぜなら、「愛の反対は憎しみではなく無関心」という考えが本当なら、目を背けたいはずの自分のネガティブさから逃げず、意識(関心)を向け続けてあげることは、自分に対する最大級の愛になるはずからです。
心理学の世界に
「ピンクの象のことを思い浮かべないでください」
と言われると、大抵の人は反射的にピンクの象のことをイメージしてしまうという話があります。
人間の脳は、「~してはいけない」と言われれば言われるほど、むしろそこに意識が集中してしまう傾向があるようなのです。
なので、「ネガティブになってはいけない」と思うよりも、全面的にネガティブを受け入れてあげたほうが、結果的に、ネガティブなことに意識が向きづらくなるのです。
自分を大切にするトレーニングをはじめてみましょう。
ということで、自分を大切にするトレーニングを「3つ」紹介してきました。
自分を大切にしてあげると、自分のエネルギーがどんどん軽やかになっていきます。
すると、そのエネルギーに引き寄せられる形で、現実も軽やかに変化していくことが多いので、「人生を変えたい」と思っている人は、ぜひ自分を大切にする3つのトレーニングをためしてみてくださいね。
まとめ
①心に意識を向けるトレーニング
・何かに悩んだ時や、選択を迫られるような場面がきたら、自分の心に意識を向けて、「私の心が軽くなるのはどっちだろう?」と問いかける。そしてもしも可能であれば、心が軽く感じたほうの行動を取ってあげる
・自分の気持ちを優先できそうにない時は、無理に行動に移そうとしなくて大丈夫。なぜなら、このトレーニングの主な目的は、「自分の心に意識を向ける」ことであって「自分の心に従って行動することではない」から
・行動に移せなかったとしても、毎日、自分の心に意識を向けて、問いかけてあげるだけで、心がどんどん癒されていく。それだけで十分、自分を大切にするトレーニングになる
ポイント、心が軽くなる以外では、しっくりくる、心地いい、落ち着く、惹かれる、楽しい、ワクワクなどでも可
②考え方を自分で選ぶトレーニング
・世の中に溢れているさまざまな考え方の中から、自分の心が軽くなるものを採用し、それを基準(コンパス)にして生きていくようにする
・「考え方を自分で選ぶトレーニング」をおすすめしている理由は、他人の考え方を鵜呑みにして生きてしまうと、自分らしさとはかけ離れた人生になってしまうから
・考え方によって「行動」が変わり→行動によって「習慣」が変わり→習慣によって「人生」が変わる。つまり、考え方を「自分らしいもの」に変えることができれば、行動と習慣とともに、人生も自分らしい形に変わっていく可能性が高い
③ネガティブな自分を受け入れるトレーニング
・怒り、不安、焦り、悲しみ、嫉妬などの感情や、ネガティブな思考が湧いてきたら、とにかくそれを全部受け入れるようにしてあげる(別名:オールOKトレーニング)
・「ネガティブ=悪いこと」という固定観念に縛られている人が多いが、この世界はそもそも「陰と陽」の二つの性質から構成されているので、ネガティブもこの世界の重要な構成要素
・不足感や争いや不幸があるからこそ、充足感や平和や幸せを感じられる
・人生を彩る大切なスパイスですし、陰と陽が存在するおかげであらゆるバランスが保てる
・ネガティブという要素は、自分の内側に存在していないとマズイ。なので、心のバランスを保つためにも、自分のネガティブさを受け入れる必要がある
・オールOKトレーニングは、自分を大切にする最高のトレーニング
・「愛の反対は憎しみではなく無関心」という考えが本当なら、目を背けたいはずの自分のネガティブさから逃げず、意識(関心)を向け続けてあげることは、自分に対する最大級の愛になる