手当て気功ヒーラーのキクチです。
プライドが高いという言葉の裏側には、
「面倒くさい」
「見栄っ張り」
「実は気が小さい」など、
ネガティブなニュアンスが多く含まれているような気がします。
でも個人的には、本物のプライドというものは、「もしかしたらそこまで悪い意味ではないんじゃないかな」と思ったりします。
ということでこの記事では、たくさんのクライアントさんたちの心の裏側を読み解いてきたヒーラー歴(約20年)のぼくが、
「自己肯定感」というキーワードとからめて「プライドが高い」という言葉の本当の意味について掘り下げてみたいと思います。
・プライドが高いということの本当の意味を知りたい人
・自己肯定感が低いことの原因を知りたい人
・自己肯定感を高くする方法を知りたい人
プライドが高い人の特徴とは
プライドが高いということは、文字どおり「誇りが高い」ということで、誇り高い=自分に誇りを持ち、その品格を保っている状態のことを意味します。
つまり、本当の意味でプライド(誇り)が高い人とは、自分の品格や美学を守るために、あえて自分を律する生き方を選んでいる人のことだと考えています。
「なんだか大変そうな生き方ですよね…」
実際、本当の意味でプライドを持って生きていくということは、そう簡単なことではないですし、本当はとてもすばらしいことなのです。
それでは、本物のプライド(誇り)を持っている人の特徴を見ていきましょう。
完璧主義
「自分の品格や美学を守るために、あえて自分を律する生き方」
ある意味それは、完璧主義的な生き方といえますが、決して悪い意味ではありません。
なぜなら、本当の意味でプライドが高い人の完璧主義というものは、
「尊敬されたい」
「よく見られたい」
「褒められたい」
「目立ちたい」
といった承認欲求や自己顕示欲などの動機(他人軸)から生まれたものではなく、
あくまでも
「自分が大切にしているものを守りたい」
「自分を信じたい」
「もっと成長したい」
といったポジティブな動機(自分軸)に基づいて生まれたもので、自分のために、自分が好んで選んだ生き方だからです。
自分に非があることは認める
ですので、本当の意味でプライドが高く、自分に誇りを持っている人は、自分に非があることは認めますし、素直に謝りもします。
なぜなら、自分が正しいかどうかよりも、知識が増えたり、考え方が柔軟になったり、自分が拡大成長できることのほうが大切だからです。
負けず嫌い・ただし比較対象は自分
負けず嫌いではあるかもしれませんが、その比較対象は常に「過去の自分」なので、他人との勝ち負けに関してはそこまで興味がなかったりします。
他人からいじられたり、否定されたりしても、あまり気にしません。
なぜなら、本当の意味でプライドが高い人は、他人や世間ではなく、常に自分自身と真正面から向き合い、自分の美学を大切にしているからです。
つまり、他人からどう見られるかよりも、自分が「自分の生き方に納得できるかどうか」が重要なわけですね。
自己肯定感が低い人の特徴
自己肯定感が低い人とプライドが高い人の違い
本当の意味でプライドが高く、自分に誇りを持っている人の特徴を挙げてみました。
一つ一つの特徴を見てみると、プライドが高いということは、とてもポジティブなことであることがわかると思います。
では、なぜプライドが高いという言葉が否定的なニュアンスで使われているのでしょう。
おそらくそれは、多くの人が、プライドが高い人と自己肯定感※が低い人を混同しているところに理由がある気がしています。
つまり、世間的なプライドが高い人のイメージは、実は自己肯定感が低い人のことなのではないかと思うのです。
※自己肯定感とは?
文字どおり、飾らない自然な自分、素の自分をありのまま肯定できる感覚のことです。
つまり、自己肯定感が低い状態というのは、自然な自分、素の自分を肯定できないことを意味します。
どうしても自己否定的な感情が生まれやすく、「自分が嫌い…」という人も少なくありません。
ではこれから、自己肯定感が低い人の特徴を挙げていきますので、プライドが高い人の特徴との違いを比較してみましょう。
他人と自分を比較する
当たり前ですが、自己否定しながら生きることはかなりつらいです…
なので自己肯定感が低い人は、少しでも自分の存在を肯定しようと、自分を好きになろうと一生懸命努力します。
でも最初は何を目標にすればいいのかわからないので、だんだん他人や世間の評価を基準にするようになり、他人と自分を比較するようになっていきます。
承認欲求が強い
自分で自分のことを肯定することができないので、その不足感を補うために、他人に
「認めてもらいたい」
「褒められたい」
「尊敬されたい」
という気持ちが強くなる傾向があります。
自分の非を認めない・負けず嫌い
自己肯定感が低い人は、他人から評価されること、認められることが、最も重要な行動基準となりがちなので、どうしても他人に負けることが怖くなってしまいます。
そしてその不安から、自分の非を認めることができなかったり、必要以上に失敗を恐れて、新しいことに挑戦できなかったりする傾向があります。
「認めてほしい」という気持ちから、人よりも優位に立とうとしすぎてしまい、マウンティングや自慢話をしてしまうこともあるかもしれません。
完璧主義で怒りっぽい
自己肯定感が低い人は、他人からの評価が落ちることを恐れているため、
「できるだけ失敗したくない」
「問題を起こしたくない」
という気持ちが完璧主義につながってしまうことがあります。
そして完璧を求める人は、宿命的に怒りとイライラに悩まされる人生を生きることになります。
なぜなら、原理的に人間は完璧からは程遠い存在で、日々さまざまな問題が起こるのがふつうだからです。
プライドが高い人と自己肯定感が低い人の違い
ということで、自己肯定感が低い人の特徴を挙げてみました。
こうして見てみると、一般的なプライドが高い人のイメージとピッタリだと思いませんか?
そういう意味では、やはり、本当の意味でプライドが高い人と自己肯定感が低い人を混同しているケースが多いように思うのですが、実際には、両者はまったく「似て非なるもの」です。
最も大きな違いは、生き方の軸に現れています。
本当の意味でプライドが高い人は、
「自分で自分の生き方に納得できるかどうか」
を基準にしているという意味で
「自分軸(自分の価値観を大切にする生き方)」ですが。
自己肯定感が低い人は、
「他人や世間の評価を基準にしている」
という意味で
「他人軸(自分の価値観を大切にしていない生き方)」になってしまっているのです。
自己肯定感が低い原因と自己肯定感を高める方法
おそらく、自己肯定感が低くなってしまう最大の原因は、無理に世間や他人に合わせてしまう他人軸の生き方にあります。
裏を返せば、本当の意味でプライドが高い人たちのように、自分の価値観を大切にする自分軸の生き方に移行していけば、自己肯定感が自然と高まっていくということです。
では、どうすれば自分の価値観を大切にする生き方に移行することができるのでしょう。
このブログでは、自分軸の生き方に移行するための方法として、【かるむ】というメソッドをおすすめしています。
人生を変える方法論【かるむ】とは
自分が発したものがいつか自分に返ってくる(現実化する)という仮説を前提に
エネルギー・波動を軽くしていくことで
自分らしい人生を引き寄せ
軽やかに生きるための考え方・価値観・技術のことです。
一般的に、どんよりと重たいエネルギーは、ネガティブな現実として、
軽やかなエネルギーは、ポジティブな現実として、自分に返ってくる傾向があるといわれています。そのため【かるむ】では、あなたのエネルギーを心と体と波動、3つの側面から徹底的に軽くしていく方法をお伝えしています。
かるむを実践する上での重要なワークの中に、「自分の感覚に従って物事を選ぶ」というワークがあります。
例えば
- どんな人と付き合うのか
- どんな場所に行くのか
- どんなものを飲み食いするのか
- どんな服を選ぶのか
- どんな髪型にするのか
- どんな風に考え思考するのか
- どんなふうに仕事をするのか
- どんなふうに自分と向き合うのか
など、人生のあらゆる場面で、できるだけ自分の心が軽くなるほうを選ぶようにするのです。
その他にも、セルフヒーリングや瞑想などの技術によって、自分と向き合う機会が増えますので、主体性が高まることとともに、少しずつ自分独自の感じ方や考え方が構築されていくはずです。
自己肯定感が低い人たちは、いつも意識が自分の外側(世間や他人)に向いている傾向がありますが、こういったワークを習慣にすることで、意識がだんだん自分に向くようになっていきます。
自分を意識してあげることは、自分を大切にしてあげることです。
ですから、ぜひもっと自分に意識を向けてあげてほしいのです。
とはいえ、具体的に何をどうすればいいのかわからない人も多いと思いますので、そういう人はぜひ、かるむで、自分を大切にする練習をはじめてみませんか?
まとめ
・本当の意味でプライドが高い人は、
「自分で自分の生き方に納得できるかどうか」
を基準にしているという意味で
「自分軸(自分の価値観を大切にする生き方)」で生きている
・自己肯定感が低い人は、
「他人や世間の評価を基準にしている」
という意味で
「他人軸(自分の価値観を大切にしていない生き方)」になってしまっている
・自己肯定感が低くなってしまう最大の原因は、無理に世間や他人に合わせてしまう他人軸の生き方にある
・裏を返せば、本当の意味でプライドが高い人たちのように、自分の価値観を大切にする自分軸の生き方に移行していけば、自己肯定感が自然と高まっていく