たまに天気が悪い日が続くことがあります。
そんな時期に久しぶりに晴れ間を見ると、なんとなく気分や体調が良くなったような気がしませんか?
実際、人間の心と身体は、それほど移ろいやすく不安定なものなのです。
自殺率と天気の関係
それを物語る一つの例として、京都大学と滋賀医科大学の研究者が、2002年から5年間、自殺に関連した鉄道の(ダイヤ)の乱れを調査した研究があります。
※ソース→http://st.japantimes.co.jp/zenyaku/?date=20131011&p=o
調査の結果、鉄道自殺は雨や曇りの日が続くと急増する傾向があるということが分かったそうです。
天気が悪い時って、体調も悪くなりがちですし、精神的に落ち込む人が多いですからね・・
こういう結果が出るのも、なんとなく分かるような気もしますが、逆に言えば、天気が良いと、それだけで気分や体調が良くなる人が増えるということなのでしょう。
もしもあなたの人生に、気分がどん底に落ちて、何もかも放り出したいと思えてきたり、体調不良が悪化して辛くて仕方なくなるようなことが起こった場合。
長期休暇を取るか、思いきって仕事を辞めて、「天気が良い南の島」にでも行ってのんびり過ごすと、それだけでいろいろなことがうまくいきだすかもしれません。
これは冗談ではなくて、わりと真剣な話です。
僕は気功師という職業柄(プロフィール)、難しい病気でお悩みのクライアントさんと日々向き合っているのですが、「旅行で自然が豊かな場所でゆっくりしていたら、なぜか症状が出なかった」なんて話をよく聞くのです。
ですから、本当に苦しくなってしまって、「死んじゃいたい・・」なんて気持ちが出てきた時には、とにかく気候が良くて自然が豊かな土地に癒しを求めるのはとても良いことだと思うのです。
不安定だということは、悪いことも続かない
とにかく、人間の気分や体調は、環境に大きな影響を受けており、思いのほか不安定なものなんです。
「不安定」という言葉を見ると、ネガティブなイメージを浮かべる人も多いかもしれませんが、考えようによってはそうでもありません。
それは言い換えれば、「悪い状態もそこまで続かない(安定しない)」ということでもあるからです。
気分の悪さも体調の悪さも、それがずっと続くことって、実はほとんどないのです。
美味しい物を食べたり、人から親切にされるだけでも、気分は簡単に良くなってしまいますし、気分が良くなると、それに引っ張られる形で体調も良くなったりしますからね。
結局のところ人間の心と身体は、悪い状態と良い状態、そしてその間の無限のグラデーションの中を行ったり来たりしながら、常に揺らいでいる存在なわけです。
ですから、過剰に健康を維持しようとしたり、ポジティブでいなきゃ!みたいな感じで無理に明るく振る舞うなんてことはやめて、気分や体調が悪くなっても、「そのうち良くなるさ」と放っておける図太さを持つことが大切なのではないかと思います。
「そのうち良くなるさ」
この言葉、口癖になるくらいに繰り返してみると、不思議と気持ちが上向きになってくるのでおすすめです。
それでも気分や体調がどん底になった時は、無理にでも休暇を取って、とにかく気候が良いところでのんびりしてみましょう。
生きる力が湧いてくるはずですよ。
ちなみに、心と身体をできるだけ良い状態に保ちたい方にはこんな方法(二人三脚ヒーリング)↓↓もありますので、ご興味がある方はお気軽に参加してくださいね。
心と身体のケアを通して「自分に優しくする練習」をはじめてみませんか?