最近、社会現象になった「鬼滅の刃」の最終巻が発売されました。
僕はNetflixのアニメから入って、その後は電子書籍(マンガ)を購入してきました。
最近はダラダラとストーリーを伸ばす作品も少なくない中(お金のため?)鬼滅の刃のテンポの良さ、キャラクターの魅力、斬新な演出に驚かされました。
一番印象に残ったのは、主人公「炭治郎」の底なしの優しさと強さです。
ヒットするマンガは、必ず時代を写す鏡になっているものですから、これからどんな時代になっていくのか?というヒントがこの作品には詰まっているはずです。
鬼滅の刃から僕が読み取ったヒントは、これからの時代はまさに炭治郎のような「優しさと強さ」を兼ね備えている人や、それらを持とうと努力している人たちが、世の中を大きく動かすことになるんだろうな。ということです。
アメリカでは沢山稼いでいる企業(強さ)ほど慈善事業(優しさ)に力を入れているのがふつうですしね。
「力を持っている者はその力を良き事のために使うべき」という考えを、「フリ」ではなく「本当に体現しているリーダー」の周りに人が集まるようになることは間違いないと思います。
鬼滅の刃には「強さと優しさ」を兼ね備えた登場人物が沢山出てきます。
そして、そんなキャラクターを生んだ作者の「吾峠呼世晴」さんも、やはり強さと優しさを兼ね備えている方なのだと思います。
それを最終巻を読んで確信しました。
最終巻の最後に、新たに追加された書き下ろし部分が載っているのですが、最後の最後のメッセージが、まるで読書に優しく訴えかけるような言葉で締めくくられているんです。(ネタバレなので内容は書きません)
「とても優しい人だな」と僕は感じました。
そしてその時、僕が鬼滅の刃を面白いと感じた理由もなんとなくわかりました。
とても悲しい物語ですし、グロテスクな描写も結構出てくる作品なのに、常にどこか優しさを感じる作品だったのです。
僕は「優しく在ろう」と一生懸命生きている人や、優しさがにじみ出てくる作品が好きなので、自然と鬼滅の刃も好きになったんだろうなと思いました。
僕らも優しく在りたいものですね。
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