今回は・・
「自己肯定感を高めたい・・」
「どうすればもっと楽しく生きられるのか知りたい・・」
「できるだけ充実した人生を送りたい」
といった悩みをお持ちの方のために、ひとりの時間(ソロ活)を楽しめるようになると、結果的に「自己肯定感が高まる理由」と「ひとり遊びのスキルを高める練習」にピッタリのおすすめの本をご紹介したいと思います。
目次
ひとりで行動(ソロ活動)できる人ほど、人生を楽しめる可能性が広がる
世の中を見渡してみると、「ひとりよりも、複数で何かをしたほうが楽しい」と思い込んでいる人が少なくない気がします。
それはおそらく、「ひとりは寂しいこと」「友達が多いことは幸せなこと」といった世間のイメージを鵜呑みにしてしまっているからだと思うのですが、そういう固定観念は捨ててしまったほうが良いのではないかと思います。
なぜなら、誰かと一緒に行動することに縛られ過ぎてしまうと、人生を楽しむチャンスをどんどん逃がしてしまう可能性が高いからです。
例えば、突然「京都に行きたい!」と思った場合、誰かと一緒に行動することが当たり前になっている人は、まず「誰を誘おう?」と考えるはずです。
しかし、自分が旅行に行きたいと思ったタイミングで、都合よく一緒に行ってくれる人が見つかるとは限りませんよね。
そうなると、一緒に行ってくれる人を探す段階で、断られるストレスが辛くなってきたり、声をかけること自体が面倒くさくなってしまったりして、結局、旅行に行くことをあきらめてしまう・・なんてことも少なくないのではないでしょうか。
一方で、「ひとりで行動する」という選択肢を持っている人であれば、「今回は急に思い立ったことだし、スケジュールを合わせるのも面倒だから一人で行こう」と思えるはずです。
つまり、ひとりの時間を有意義に使える人は、人生を楽しめる可能性が大幅に広がるわけですね。
「ひとりで遊ぶ」「誰かと遊ぶ」どちらも楽しめたほうが得
「ひとりは寂しい」とか、「ひとりでいるところを見られるのは恥ずかしい」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、それはあまりにもったいない考え方だと思います。
というのも、人生を最大限に楽しんでる人の多くは、ひとりで遊ぶことも得意だからです。
そして、彼ら彼女らは、とても贅沢なことに、ひとりのほうが楽しいことはひとりで、複数のほうが楽しいことは複数で・・と、楽しむ方法を状況に合わせて主体的に選んでいるのです。
まさに「いい(良い)とこ取り」状態ですが、そういう贅沢な遊び方ができるのも、行動を起こす時の選択肢に「ひとり」と「誰かと一緒に」の両方があるからこそです。
大人のひとり遊びのメリット
ご存知のように、誰かを誘ったり、人とスケジュールを擦り合わせるための労力はかなり大きく、大抵の人にとっては面倒くさく感じるものですから、そういう「煩わしさやストレスから解放される」という意味でも、ひとり行動には大きなメリットがあります。
それに、ひとり遊びができるようになってくると、フットワークが軽くなっていろんな経験ができるので、「人生の経験値を高める」ことにもつながりますし、結果的に、「自己肯定感が高まる」という大きなメリットも付いてきます。
ひとりの時間を有意義に使えるようになると、自己肯定感が高まる理由
自己肯定感が低い人の多くは、自分の頭で考え、主体的に物事を選択することが苦手な傾向があります。
そのせいか、世の中の流行や、他人の価値観、身近な人のアドバイスに振り回されてしまったり、一人で何かにチャレンジすることを避けてしまいがちです・・
しかし、ひとりで行動できるようになってくると、人はだんだん変わっていきます。
なぜなら、少しずつ「自分の力で自分の人生をコントロールしている感覚」が生まれいき、その感覚を取り戻すことが自己肯定感を高めることにつながるからです。(関連記事→本物の自信が生まれる5つのプロセス【実践的で着実に自信がつく】)
他人の価値観やアドバイスに振り回され続ける生き方は、ある意味、自分の人生の舵取りを他人に任せているような状況ですが、自分の頭で考えた計画で行動することに慣れていくことで、人生の舵取りを自分の手元に引き戻すことができるようになっていきます。
そして、自分の人生を自分で選べる状態になると、自然と自己肯定感が上がっていくことが多いのです。
ひとり遊び・ひとりの時間を楽しめるようになりたい人におすすめの本
ということで、ひとりの時間を楽しめるようになると、沢山のメリットがあるわけですが、なんの指針もなく、いきなりひとり遊びを始めるのはなかなかハードルが高いと思いますので、ひとりの時間を楽しみたい人にピッタリの本をご紹介したいと思います。
それは「ひとり酒、ひとり温泉、ひとり山」月山ももという本です。(月山ももさんのブログ→山と温泉のきろく)
タイトルにあるように、基本的には「ひとりでお酒(食事)や温泉や登山」を楽しむ方法について書かれた本なのですが、そういうものに全く興味がない人にも是非おすすめしたい内容になっています。
なぜならこの本は、「よくいえば慎重、悪く言えばビビり」と自ら語る著者が、まるでロールプレイングゲームでどんどん強い敵を倒していくかのように、ひとりの時間を楽しめるようになっていく成長物語でもあるからです。
これからひとり遊びを学んでいきたい人にとって、ひとり遊びのスキルが上がっていく著者の姿に自分を重ねられることは、とてもいいイメージトレーニングになるはずです。
ひとり遊びの初心者がつまづきやすいポイントや、比較的、ハードルが低い遊び方なども解説されてますし、情報をただ羅列しただけの本ではなく、「これは私小説なのか?」と思えるほど引き込まれてしまう物語に、思わずページが進んでしまうのではないかと思います。
個人的に、高校生の時にドキドキしながら入った老舗コーヒーショップの話や、婚活で出会った人との縁でハマっていった登山の話、死後の安楽と往生を祈る山とお父さんとの別れの話などが印象に残りました。
とても素敵な本なので、ひとり遊びにご興味がある方は、読んでみてはいかがでしょうか。
おそらく、「私もひとりの時間を大切にしてみたい!」という気持ちが自然に湧き上がってくるのではないかと思います。
最後に、本の中で僕が心を動かされたり共感した文章をいくつか引用しておきたいと思います。
誰かと一緒のときは会話に気を取られてしまって、
見たものや食べたものの印象が薄くなってしまうことがあります。
ひとりなら絶景や料理と一途に向き合えるので、
記憶も鮮明に残りやすいのです。
体育やホームルームで「好きなもの同士でグループになれ」と言われる瞬間がいつも恐怖でした。
どこかのグループに潜り込めたとしても、常に息苦しさがついて回るのです。
「ひとりになりたくない」ために無理矢理誰かと一緒にいるのは、ひとりでいるのよりずっとつらいことだと、その頃から考えていたように思います。
「ひとりでも飲みに行きますよ」という話を職場などでしたときに「それの何が楽しいのか、 ぜんぜんわからない」と言われたことが何度もあります。
理由を聞くと「食事がおいしいと思ったとき、そのおいしさを共有できる相手がいなかったら楽しくない」からだそうです。
私の感覚だと「人と共有しなければ楽しくないことって、本当は、別に楽しくないのでは?」と思ってしまうのですが、どうやらそういう「楽しむときは誰かと一緒がいい」「誰かと一緒だからこそ楽しい」と考える人は一定数いるようなのです。
いきなり富士山や北アルプスなど標高の高い、距離も長い山を登ってしまう方の話をたまに聞きますが、それはもったいないことだと私は思います。
経験のある人に連れていってもらえば、登山の経験がなくても体力があればレベルの高い山に登ることも不可能ではありません。
ですが「最初は高尾山でへばっていたのに、いつの間にかこれほど長い距離を歩けるようになっていた!」という「自分が徐々に強くなっていく」ような感覚。
喩えるならRPGで 旅をするうちにレベルアップしていくような感覚を現実世界で感じられることが、私が登山に夢中になった理由の一つだと思うのです。
まとめ
ということで、ひとりの時間を楽しめるようになると、沢山のメリットがあるということがおわかりいただけたかと思います。
前述したように、人生を最大限に楽しんでる人の多くは、ひとりでも、複数でも、人数に関係なく物事を楽しんでいるものですし、コロナウィルスの問題が起こってからは、ひとりで遊ぶスキルがこれまで以上に重要になってきているようにも思えます。
最初のうちは、なかなかハードルが高いと感じるかもしれませんが、ひとりの時間を大切にできることはとても豊かなことですので、できるところからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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